◎教諭の過酷な超過勤務是正に関する陳情(再)
第1 陳 情 の 趣 旨
令和2年9月、以下の陳情書提出から1年半経過し、さらに過酷な超過勤務状態は混迷を深めています。当時、この陳情に対して総務文教委員会は、採択せず、放置状態が続いており議会の役割は果たされていない。
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1. 陳情の趣旨
- 市教委が各小・中学校から集めて集計したデーターからは、累計平均とか、全校の平均などの報告となっており、突出した学校や教員一人一人が平均以上に過酷な超過勤務をしている実態が有りながら、集計では見えにくくなっています。
よって過酷な超過勤務が継続している学校や教員に対して緊急且つ具体的な原因
内容を把握するための調査を求めます。
- 県教委ではエクセルデーター方式を活用し、教員ごと、及び月ごとに授業の受け持ち時間や他の管理業務などの時間を設定した目標計画を作成し、実際に超過した超過勤務時間内容と比較して改善を図る手法を県内3校の高等学校で試行していると聞いています。
富山市教委は、上記高等学校に習い、既に試行している改善方法の導入及び、広く市民からも超過勤務低減改善のために役立つ意見を取り入れるよう求めます。
2. 陳情の理由
平成30年3月 市議会定例会 代表質問及び一般質問の概要では既に論じた経緯が有り、抜粋しますと、「本年度(平成29年6月から平成30年1月)の期間について、教員一人当たりの1ヶ月時間外勤務平均は、小学校では52時間43分、中学校では62時間53分と市教委から報告されており、また、前年度より小学校では6時間23分、中学校では7時間43分それぞれ減少している」との記録があります。
しかしながら昨年、平成31年4月から令和元年12月における市教委学校教育課が編集作成した資料の全中学校から見ると4月は時間外勤務平均79時間04分、5月は74時間52分、また、4月から12月まで9ヶ月間の全校平均では62時間25分という集計結果が出ていますが、学校別に過多校があります。
特に著しく突出して多い中学校では4月は110時間04分、5月は102時間27分、6月は110時間30分で、4月から12月の平均でも90時間17分と成っており、平均や累計では隠れて見えなくなっている実態があります。(資料-1)
また、本年度に入りコロナ禍の影響から学校が休校と成っている期間においても時間外勤務が月45時間を超えている学校が小学校で2校、中学校で1校存在している状況について学校教育課が編集集計した資料から見ることが出来ます。(資料-2,3)
この様に教員の過酷な勤務状況は常態化しており、一刻も早い改善が必要です。
さもないと滑川市の教諭の例のように、公務上の災害認定を受けるなどの最悪の状態を回避できないと考えます。
3. 添付資料
- 平成31年4月から令和元年12月に至る富山市立中学校別の教員1人平均超過勤務実績表 (富山市教委学校教育課が公文書公開した資料を元に、昨年、最も超過勤務が少ない学校から多い学校順に4月から12月の期間を対象に編集した資料)
- 令和2年 2020年度 富山市立小・中学校の超過勤務集計(累計)
- 出退勤時刻及び休日勤務状況一覧表の小学校2校分
富山市議会議長 舎 川 智 也 様
令和 2年 9月 4日
陳 情 者
住所 富山市八尾町黒田544-2
氏名 松 永 定 夫
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- 今回の陳情で問題とした以下の件についてご検討、討議事項として採択頂くことを要望します。
なお、本件陳情者が同累計表を超過勤務月80時間以上の教員の延べ1,000人を対象に憂慮している旨をメールで伝えたことが、教育委員会は業務に支障が出る恐れがある。などと民事裁判で反論した件につて納得できない。
- 南部中学校は、ギネス級の月200時間を超える教諭の時間外長時間勤務状態を確認に訪れた本件陳情者に対して説明せず、教頭は即刻退去を命じた隠蔽体質ではないか。
- 北部中学校は、生徒の自死について不登校やいじめについて、関係無いなどと当校の校長が説明した報道が拡散している。
生徒の自死と教員の過酷な超過勤務との因果関係を否定する事にはならないと考えます。
- 教育センター所長代理は、同過酷な教員超過勤務の問題について本件陳情者に対して相談事として受け入れず、相談記録や報告もしないと教鞭する。
- 統合八尾中学校は、メールでのやり取りで当校校長は「PTA会長への紹介については応じかねます。」 と一言で済ます合理性に欠ける回答である。理由など付け加える必要は無いか。
添付資料
出退勤時刻及び休日勤務状況一覧表の
令和3年度 及び 令和4年度11月分 まで 各々1枚
富山市議会議長 鋪 田 博 紀 様
令和 5年 2月27日
陳 情 者
住所 富山市八尾町黒田544-2
氏名 松 永 定 夫
◎富山市役所前バス乗降者の危険放置に係る陳情書
1. 陳情の趣旨
富山市庁舎には、マイナンバー登録者がマイカーで殺到しているところ、庁舎内へ入りきれない車の渋滞状態が2ヶ月以上続いていると聞いています。
しかるに、庁舎前にある 6箇所のバス停前よりも駅方向に長く渋滞車両は続き,バスは1車線に停車できず2車線に停車し、乗降者は1車線の渋滞車両の前後を通り抜ける危険な状況になっています。
人身事故に陥る前に緊急の対応が必要です。
2. 陳情の理由
(1) 富山中央警察署交通課の山田課長は、富山市から車両の渋滞に係る対応要請が無
い。及び110番通報については対応する。と答えています。
(2) 富山市管財課及び秘書課は、同問題について富山県警察に何ら要請
を行っていないと言う。
- 県警察本部通信指令課の布村次席は同状況について具体的な緊急事案に至っていないと言う。どういうことか不明である。
しかしながら緊急110番通報を受けて中央署は、渋滞状況を確認に赴くが、何ら
渋滞を抑止することに至っていない。
- 緊急性について誰がどの様に認定するのか不明であり、明石市や韓国で起きた人の密集が原因で多数の人が犠牲になった教訓が活かせれていない懸念がある。
3.陳情の要旨
- 富山市は、富山市民の安全安心について、市長が市民に繰り返して言っているように、人命の危機について再度マニアルの点検や整備に怠ることが無いようにしていただきたい。
- 市議会は市民からの同陳情警鐘について見解を示していただきたい。
- 市長は市民らの、同陳情について同意を求めます。
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富山市議会議長 鋪 田 博 紀 様
令和 5年 2月27日
陳 情 者
住所 富山市八尾町黒田544-2
氏名 松 永 定 夫