著書「謝れない県警」が生かされず・・・次から次と不祥事の連鎖

「横領容疑で警部補書類送検」の見出し新聞報道が本日有りました。
八尾署の男性警部補は22日付けで依願退職したとされるが、被害弁償金を着服した容疑は本年2月上旬、高岡署生活安全課の巡査部長当時の不祥事だった。
今回も県警の岸田憲夫・警務部長は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます。指導を徹底し、信頼回復に努めます」とコメントを出した。
同様に、2004年12月15日の高裁判決では、八尾署の職員がプライバシーの侵害があったと認め、5万円の慰謝料が確定した折にも当時の福島良清・県警監察課長は「判決を真摯に受け止め、今後、プライバシー保護の徹底を指示していく」と話した。
しかしながら、昨今行っている情報公開で開示された同関係資料からは、同ブログの6月10日↓で投稿
http://blogs.yahoo.co.jp/sadao_ybb/8868284.html
等しか開示されづ、指導や指示した資料は不存在として作成した形跡は一切無かった。
更に、指導がされて来なかった事を裏付ける例としては、本年5月ごろ地元・八尾署の女性警部補が別件捜査確認のために自宅へ訪問されたが、著書「謝れない県警」の存在を全く承知されておらず、今回の依願退職した警部補は同著書が舞台となった八尾署(呉東扁)・高岡署(呉西扁)の両地に勤めていながら抑止に生かされなかった事は誠に残念と言える。
県警、公安委員会は署員や県警組織の不祥事について風化を待つ事に拠所を求め、その場限りの見せ掛けの反省を繰り返しているが、根本は再発防止に繋がる具体的な指導通達を県警全体に発し無ければ成らない。