富山冤罪国賠口頭弁論第19回・警察官2名の証人尋問

=富山冤罪国賠は第1回口頭弁論2009年5月から4年近く経過=

証拠書類の出し惜しみから黒塗り隠蔽。当初冤罪の再発防止に向けて関係書類の開示に向けて協力を惜しまないと言っていた当局は今はどこにも無い。
本日の、傍聴から見えてくる雑感として、犯人で無い人を犯人に仕立て上げた富山県警の犯罪を犯罪で無かったかの様に当局は時間を掛けて風化を期待している様に感じる。
そもそも、犯罪を構成する調書作成において犯人で無い柳原さんから犯行現場の部屋や人家、地域など、犯人でしか知りえない場所の特定を柳原さんには知るすべも無かった事から。
即ち、全て捜査に当たった警察官(刑事)の誘導しか有り得ない。
この様な方法で作成した証拠を検察及び裁判所の判断として用いられるとしたら容易に冤罪者を造り出してしまう恐ろしい仕組みを形成しています。
裁判所の尋問法廷現場で、双方の弁護人から誘導尋問を戒める指摘に対して裁判官がその都度判断を示している例えからも伺える。
故に、捜査・取調べ官の誘導は真実を歪める犯罪行為として認定するに値する。
と私は認識しています、また奥村回弁護士は記者会見で証拠の捏造と断罪しました。再発の防止に向けて可視化は十分にそれらを補える仕組みと成ります。
証人尋問の警察官は宣誓とは裏腹に真実を言えるはずが無い立場を理解しなければ成り立たない。裁判官も判っている筈だがはたして??
①証人 藤井実  氷見警察署刑事課長     1月、3月事件
②証人 澤田章三 県警本部捜査一課長補佐  8月事件、石川事件
2名は、無実の人を犯人に仕立て上げる危険人物として御近所、周辺にお住まいの住民は思うに違いない。
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  この事件は捜査当時から足跡が男性と一致しないことを県警は認識していたばかりか電話の通話記録から男性のアリバイは成立していた等の事が判明しており、完全な手抜き及び怠慢捜査というより、「でっち上げ」であった。) 
など、同冤罪事件の経緯を詳細に掲載されています。
読売朝刊2013年3月5日版 抜粋
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