請願から陳情へ(議員選挙における公費負担制度の運用に関する陳情書)

(件  名)
議員選挙における公費負担制度の運用に関する陳情書


一.陳情の要旨

先般、政務調査費に係る申請に対して新たに領収書の一般公開などの改善が計られる見通しとなったところですが、他にもこれに類似する事案が相当数顕在しております。
議員選挙に絡む公費の申請についても、明らかに詐欺行為にあたる請求と認められる事案に対して、県(行政)は見逃している以上に同不正請求に加担しているのではないかと疑われる内容を詳しく<元気とやま目安箱>へ意見投稿しても県知事はこれを認め様とはせず改善は程遠い状況です。
同事案の具体的な公費負担の請求事例では、選挙ポスター費の公費負担の上限額一杯の111万6082円から最低21万円まで著しい請求額の違いが認められます。又、選挙運動自動車燃料代の請求に至っては、実際に消費した燃料代とは相反し、机上の計算に基づく基準限度額一杯の6万6150円を請求されている虚偽の請求に対して、県は何の疑いも持たず漫然と受理しております。

二.陳情事項

(1)行政に求めるもの
県行政(経営管理部・市町村支援課)は異常な請求内容を精査し、疑義請求に対しては速やかに請求者に通知し修正を求めるなど適切な対応を行わなければ成りません。
(2)請求側の議員に求めるもの
同公費請求側の議員各位は、自らが選挙の公費負担制度の趣旨や在り方を見直し、他人事とは思わず、不正請求の有ったと疑惑を持たれた議員に対しては速やかに修正申請を講ずるよう促すなど議会の更なる信頼と公明性を高める必要があります。


上記のとおり陳情致します。

平成20年3月17日

富山県議会議長    仲 外喜雄 様

(陳 情 者)


氏 名   松 永 定 夫